⭐ 「PDF百枚? かかってこい。」——Google が宣戦布告したように聞こえたのは私だけでしょうか。
100万トークン対応の Gemini 1.5 Pro。そのインパクトを、サクサク読めるように 要点→活用例→注意点 でまとめました。
▼ 目次
1. 何がどう進化したの?
- 100万トークン:文庫本 10 冊超を丸ごと処理
- マルチモーダル:音声・動画も同じ窓口
- MoE設計:推論コストは従来比で約半分
コーヒーを淹れに立って戻る頃には、長編PDFの要約が Slack に届く。そんな世界線が現実味を帯びました。
2. 早わかりスペック表
比較項目 | 1.0 Ultra | 1.5 Pro |
---|---|---|
入力上限 | 32k | 1M |
対応モーダル | テキスト・画像 | +音声・動画 |
API | Vertex AI | Vertex AI / Gemini API |
3. 今日から試せるユースケース5選
- 動画レビューの自動要約:90分会議→3分ハイライト
- 契約書×RAG:自社条項差分を赤字抽出
- 大型FAQの抜け漏れチェック
- 10万行CSVのアウトライヤ検知
- メールスレッド1年分の感情推移プロット
⭐ 私は③を試しました。未解決質問だけ 別シートに吐き出してくれるので涙が出るほど助かりました。
4. 導入前に押さえたい3ポイント
注意 | メモ |
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料金 | プレビュー単価 input $0.003/1k |
速度 | 1M入力で30〜60秒、急ぎ案件は分割推奨 |
保持期間 | ログは90日で自動削除(暗号化保管) |
5. まとめ:やることリスト
- [ ] Vertex AI で gemini-1.5-pro を ON
- [ ] テストPDF(100p超)を投入
- [ ] 時間とコストを計測してスプレッドシートへ
削減できた“前処理時間” が ROI の鍵。ぜひストップウォッチで測ってみてください。